【下馬評は最下位】広島東洋カープの現状とこれから

カープ

鬼門の交流戦シーズンが始まった。オリックスに2連勝!!幸先の良いスタートに見えたが、、

その後5連敗、、

しかし、3連勝中で勝率を5分に戻している。何とか踏ん張っているというところだろうか。

今回は、カープの現状やこれから、現状の理想のベストオーダーについて考えてみたい。

カープの現状

・カープの成績(6/8 試合開始前)

53試合 27勝22敗 勝率.551  リーグ1位

・打撃成績

チーム打率 .240 (リーグ2位)

得点    175 (リーグ2位)

本塁打   25 (リーグ同率3位)

盗塁数   29 (リーグ2位 盗塁刺はリーグ1位)

犠打    37 (リーグ5位)

四球    109(リーグ6位)

・投手・守備成績

防御率 2.25 (リーグ1位)

失点  130 (リーグ1位)

QS率  67.92% (リーグ1位)

失策  25 (リーグ4位)

 ここまで、想像以上に良い成績を残しているように感じる。末包選手が怪我から復帰してから、打線が明らかに良くなっている。足だけでなく、長打もある打線になった。外国人選手がなかなか活躍できない中で、良い攻撃ができており、チームの打撃成績にも表れている。小園選手(得点圏打率1位)や野間選手の勝負強さ、秋山選手が1番での安定感など上手く機能しているのではないだろうか。加えて、今年のカープの現状の快進撃を支えているのは紛れもなく投手陣ではないだろうか。まずは、リリーフ陣。今年は安定感しか感じない栗林投手(16セーブ、防御率0.39),3敗してしまっているが、強いストレートとチェンジアップで翻弄する島内投手(現在ホールドリーグ1位、防御率2.39)、その他にも矢崎投手(防御率2.08),リリーフで結果を残している黒原投手(防御率1.66),三者連続三球三振の森浦投手(防御率2.12),今年からサイドスローに塹江投手(防御率1.53),現在3試合連続で好投ハーン投手などなど他チームに全く引けを取らない強力な救援陣である。

さらに、、、

先発投手陣の踏ん張りにも頭が上がらない。勝ち頭床田投手(6勝3敗 防御率1.53),全てQS森下投手(5勝2敗 防御率1.16),投げるたびに気迫溢れる投球九里投手(2勝4敗 防御率2.95),ノーヒッター大瀬良投手(3勝0敗 防御率1.07)今年ブレイクなるかアドゥワ投手(5勝1敗 防御率3.40) などなど先発投手が崩れないことで接戦に持ち込む、先取点を取って逃げ切るというような少ない点差でも勝ち切る試合もある気がしている。2,3点取れればあとは”投手陣が何とかしてくれる”、そんな試合が、まだ今シーズンも序盤だが、何試合もあっただろう。安定感がありすぎて、ファンとしてはありがたいが、正直怖い、、

一方で、、

 若干不安な部分もある。盗塁はリーグ2位だが、盗塁の失敗も多い。(失敗はリーグ1位)チャレンジをしている部分は評価できるが、大事なランナーを無駄にしている場面もあるかもしれない。また、主力選手の不調もある。坂倉選手の状態が上がってこない。こちらは試合を重ねることで状態が上がってくるのを信じて待っている。

 また、前述の通り、島内投手が防御率を見れば安定感はあるが、3敗を喫している。毎度8回は島内投手が投げているが、1点差、同点の場面で失点してしまうという場面も見た。エラーも今月になって増えている。二遊間の守備には安定感を感じるものの、ファースト・サードの守備はなかなか経験もない中での守りなので、エラーはないにしても見えないエラーがちらほらあると思われる。失点に繋がってしまうので、考えたいところだ。

 今年のセ・リーグは突出した戦力のチームがいないので、気が抜けない中で、払拭できる部分、対処できる部分は早急に対応すべきだろう。

考えるベストオーダー

 私は、これからのシーズンを戦っていく中で、下記のような打順と投手陣のやり繰りが良いのではないかと考える。

・ベストオーダー案

1秋山
2野間
3小園
4末包
5坂倉
6菊池
7
8二俣
9
菊池選手が休みの場合は、矢野選手。宇草選手(可能であれば)、田中選手が調子によっては林選手と変わる可能性もある。

 矢野選手の守備を入れないのはもったいないのだが、小園選手のサードよりも現在はショートで力を発揮できそうである。(あくまで今シーズン)林選手はファーストの守備は非常に安定感を感じ、二俣選手は高いレベルでユーティリティで守れる。この2選手については打撃についてもパンチ力があるので、期待もできる。菊池選手や秋山選手は状態をみて休ませつつ、ファースト、サードは調子の良い選手が出ていくことを考えている。(考えている下位打線の調子が悪ければ、リアルで組んでいる打線で戦っていくことがベストに近い打線だと考えている。)

・投手陣

7回島内
矢崎
塹江
ハーン
黒原
基本矢崎投手で考えているが、状況に応じて(3連投回避など)この5人でローテーション
8回島内
矢崎
塹江
ハーン
黒原
基本島内投手で考えているが、状況に応じて(3連投回避など)この5人でローテーション
9回栗林守護神、安定感抜群なので

 せっかく中継ぎ陣の調子が良いので、もう少し流動性のある使い方ができるかもしれない。塹江投手や黒原投手、ハーン投手も十分勝ちパターンで投げられる投手だと考えている。黒原投手は特にリリーフで花開きそうな感じが個人的にある。。ペナント争いが激化するようなシーズン終盤でもない場合は、3連投を回避するような継投を十分できる投手陣だと考える。誰かを酷使しなければならない状況ではない。

カープのこれから

 いちカープファンとしては、交流戦残りを全勝してもらえたらこれ以上嬉しいことはないが、なかなか難しいだろう。何とかこの交流戦を勝率.500で終えることができればよいと思っている。先発陣に安定感があるのはいいことだが、あと2枚くらい一軍で投げられる投手が出てくるとより安心感がある。

 何とか交流戦を5分で終え、オールスターまで大きく負け越さないことを願って応援し続ける。

 まずは、昨日ノーヒットノーランで勝利したロッテにこの3連戦、何とか勝ち越して来週のビジター6連戦を迎えたいところだろう。

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